DA17V ブレーキパット交換2 整備編

原動機





前回に引き続きDA17Vブレーキパット交換の続きです。
前回の記事まではブレーキパットを取外すとこ
まででした。前回の記事はこちら!
今回は整備がメインです。

17㎜のボルトを2個取り外すと右の画像のように
ブレーキパットを固定する部品を取外す事が
出来ます。
この部品を取外すとディスクローターを
取外す事が出来ます。
ディスクローターから整備していきます。
自分が乗っているDA17Vは新車で購入して
4年、走行距離6500㌔くらいです。
ディスクの端にバリがでてきています。
ローターにはうっすらと筋が入っています。
この筋を放っておくとブレーキの効き
悪い影響がてきます。筋が深くなると
旋盤やフライスなどの機会でないと
修正が出来なくなってしまします。

右の画像のようにグラインダーの砥石で
ディスクの角を削ります。
慎重に作業をしないと取返しが
つかなくなるので要注意です。
ディスク裏側も同様に1周削ります。
ディスクにパットをこすりつけて
止まっているわけでパットが接触
していない部分は凸になります。
放置しても大丈夫だとはおもいますが
自分は削ってしまします。
次にグラインダーのブレードを
交換してローター表面の筋を消していきます。

筋がきえなくても指に引っかからない程度
に仕上げれば上出来です。
次回のブレーキ交換時に取返しが付かない
ぐらいの筋が付きにくいはずです。




次に、ブレーキキャリパーに行きます。

ブレーキパットを取り付ける部品に
スライドピンが入っています。
これは、簡単に手で引き抜く事が出来ます。
ゴムのブーツにキズを付けないのが
コツです。
スライドピンの動きが悪いと
パットが片減りしてブレーキの
効きが悪くなります。
ピンを引き抜いたら、
ペーパーウェスとパーツクリーナー
で清掃して、シリコングリスを
ピンとピンが入る穴に入れます。
シリコングリスを持っておくと
イロイロと使えるので便利です。


シリコングリスは耐熱性と防水性にすぐれています。
取説の用途にもブレーキのメンテナンスと書いてあります。

グリス塗布後は画像のように、もとに戻します。
空気が入ってピンが跳ね返ってくるので
ピンをぐりぐりしながら押し込むと
空気がぬけてピンが入っちきます。
最後にゴムをきっちりとはめ込むように!
※上下2本のスライドピンを同じように
清掃をしてグリスを塗布します
2本のピンはなぜか種類が違うようなので
片方ずつ整備した方が良さそうです
次は、ピストン周りにグリスを塗布します。

左の画像のようにパットを押し出すピストン
のまわりにグリスを塗布します
精密ドライバーで塗布していますが
ゴムを切らないように注意が必要です。
右の画像は、我流ですが、タイヤに使う
ゴムをきれいにするスプレーを
ブーツに吹きかけ、ふき取ります
タイヤをきれいにするスプレーに
関しては色々な意見がありますが
このスプレーを吹きかけると
ゴム類が長持ちするような気がします
※個人的な意見です。


一通り整備が終わったので
ローターとパットを取り付ける金具
を取り付けます。
ローターのみを取り付けると
ローターがフラフラしてしまうので
適当なワッシャーをかませ
ホイールナットで固定して
ブレーキパットを取り付ける部品を
取付けます。
重要な部品なのでしっかりと
締め付けます。

ブレーキパットの取りつく部分にも
シリコングリスを塗布しておきます
次にブレーキキャリパーを取付て行きます
すり減ったブレーキパットが付いていたので
ブレーキキャリパーのピストンを戻す
必要があります。
使う工具はこちら!



このセットがあればいろいろな種類の
ブレーキキャリパーピストンを
押し戻す事が出来ます。
以前はウォーターポンププライヤーを
使っていましたが、ピストンが
偏って戻ってしまったり、ブーツに
キズが付いてしまう可能性があるので
危険でしたが、専用工具を使えば
面でピストンを押し出すので
均等にピストンを戻せる他
ブーツにキズを付ける心配もありません
ピストンを戻すまえに、ボンネットを
開けブレーキフルードタンクの量を確認
しないとピストンを戻したときに
タンクからあふれ出て大変な事になります。

左の画像がブレーキフルードのタンク画像で
右の画像がピストンを戻している画像です。
今回はブレーキフルードの交換や継ぎ足し
をしていないので、ピストンを戻しながら
ブレーキフルードの量を確認して完了
後は逆の手順でブレーキキャリパーを
戻していきます。タイヤまで取付て
作業完了になります。
※ブレーキは車にとって重要な機構の
一つです。走る凶器と言われる車の
動きを止める機構です。
ブレーキの整備はパットの交換は
ショップやディーラーに任せる
のが無難です。
それでは!



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